寝違えについて
このような悩みの方が多くご来院されます
起床した際、突然の激痛で首が回らない
痛みで首が思うように動かせない
肩や背中の辺りまで痛む
痛みで車の運転が出来ない
年に何度も寝違えを起こしてしまう
寝違えとは
「寝違え」は、頸椎や肩甲骨の運動性が制限され、首の可動域制限や動作時痛が生じる俗称です。
レントゲンやMRIなどの画像診断でもはっきりわかるような変化はまず出ません。
正確な原因を特定することは困難です。
しかし、肩や腕の酷使や長時間の同一姿勢作業などの負担はリスクを高めるとされています。
寝違えは放っておいても、1週間程度で改善します。
ただ、何度も繰り返していると、肩こり、腰痛、頸椎ヘルニアなどにも繋がりかねません。
また、激しい痛みがひかなかったり、腕に痺れがある場合は、他の病気の可能性もあるため、早めに病院を受診しましょう。
寝違えの原因とは
寝違えの原因ははっきりとわかっていない
画像診断でも組織的な異常は見つからない場合も多く、はっきりとした原因はわかっていません。
しかし、以下の要因で血行不良、筋肉の過緊張、神経圧迫が起こり、寝違えが生じるとされています。
・寝ている時の姿勢(脇の下を通る神経を圧迫)
・慢性的な肩こり
・前日に肩や腕に長時間負担をかけていた
・首や肩の冷え
寝違えに対する一般的な治療
■病院での治療
一般的には、対症療法が主におこなわれます。
・薬物療法としては、消炎鎮痛剤・湿布・筋弛緩薬・神経ブロック注射
・理学療法としては、温熱療法(ホットパック・超音波)、患部のマッサージ
■接骨院や整体での施術
・温熱療法
・電気治療
・局所マッサージ
当院の寝違えの治療について
その方に合った刺激による鍼灸治療
悪い場所だけを治療するのではなく、全体の調整をすることが自律神経を調整する肝となります。例えば、耳鳴りがするといっても耳のみに問題が出ているわけではありません。今ある症状は、結果に過ぎません。病の本質は深く、根本を治療しないと意味はありません。
手足や頭のツボへのアプローチ
寝違えの治療において、当院では局所への刺鍼は、ほとんど行なっておりません。
巨刺(こし)や繆刺(びゅうし)という方法を使います。この2つは、患側とは反対側に刺針して治療する刺針法です。皆さん最初は不思議に思われますが、寝違えには非常に効果的です。
董氏楊氏奇穴を取り入れた遠隔治療
董氏楊氏奇穴(とうしようしきけつ)とは、患部ではなく、気の経路や独自のツボを利用して、患部から離れたポイントを刺激することで、血行促進、鎮痛効果、抗炎症作用、神経系の調整などの効果が期待できる鍼治療です。すぐに変化が現れる即効性の高い施術です。
寝違えの回復に役立つ養生法
休養・栄養・運動・呼吸の指導
規則正しい生活リズムにしていくことが自律神経を整えることにつながります。
起床就寝する時間帯、食事をとる時間帯を一定化することで、体内時計の時差が整います。身体に良いものを食べ、悪いものを減らす。
唯一、意識して自律神経を調整できる呼吸方法の指導もしております。
ストレスとどう付き合っていくか
人はあらゆるストレスにさらされています。
身体的なストレス、精神的なストレス、様々なストレスが考えられます。
ストレスと戦おうとすると、交感神経が優位となり、免疫力が低下し、様々な病気や体調不良に繋がります。ストレスは「減らすか、避けるか、解消するか」が大切です。
からだの内側から整えていく
当院でおこなう鍼灸施術だけでなく、自宅でケアできる方法もお伝えしております。
院長は医薬品登録販売者の資格もございます。
患者さんの体質や症状によっても、ひとりひとり必要なものは異なってきます。
漢方薬やサプリメントに興味がありましたら、当院にご相談ください。