月経前症候群(PMS)でお悩みの方へ
このような悩みの方が多くご来院されます

生理前に腹痛や便秘などの不調が起こる

生理前に意味もなくイライラする

生理前になると肌が荒れる・ニキビがひどくなる

生理前になると眠気が強くなる、眠れなくなる

生理前になると肩が凝る、頭痛がひどくなる
月経前症候群(PMS)とは
「月経前症候群(PMS)」とは、月経が始まる3〜10日前から起きる、
身体的なものから精神的なものまで、様々な症状を「PMS」といいます。
生理が始まると症状がおさまるのが特徴です。
忙しくてストレスを感じやすい人ほどPMSの症状が出やすいと言われています。
■身体的症状■
頭痛、腹痛、腹部膨満感、腰痛、肌荒れやニキビ、胸が張って痛い、むくみ、のぼせ、便秘、眠気、不眠、だるさ、過食、食欲不信
■精神的症状■
イライラする、怒りっぽくなる、憂鬱になる、気分が沈む、不安になる、泣きたくなる、集中力が低下する、やる気が起きない
月経前症候群(PMS)の原因とは
はっきりした原因は、まだわかっていません。
医学的な原因は解明されていませんが、女性ホルモンを含めたホルモンバランスの激しい変化が起因していると言われています。
排卵がある女性の身体では、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンの働きによって妊娠の準備をしています。妊娠がなければ、生理で子宮内をリセットし、次回の妊娠の機会に向けて準備をします。
排卵後、生理に向かう時にこの2つのホルモンの分泌量が急激に低下し、その他のホルモンや神経伝達物質に影響を与えて、各種の症状が起こると考えられています。
また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌低下により、気分が落ち込み、イライラや情緒不安になります。さらに、生理前は血糖値を下げるインシュリンの効きが悪くなり、食後2〜3時間後に低血糖になりやすく、無性に甘いものが食べたくなります。
月経前症候群(PMS)に対する一般的な治療
■病院での治療
・排卵抑制療法(排卵を抑える治療法)
排卵が起こり女性ホルモンの大きな変動があることが原因の1つなので、排卵を止めて変動をなくす治療法です。低用量ピルなどを使用し、少ないホルモン量で排卵を止めます。服用している期間だけ一時的に止めるものなので、服用を止めるとすぐに排卵が回復します。その後の妊娠に影響はありません。
・対症療法
起こっている症状に応じて薬剤を用います。頭痛や腹痛には鎮痛剤、精神症状や自律神経症状には安定剤などを使用します。
・漢方療法
個人の症状や体質に合わせて漢方を使用します。当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遥散、桃核承気湯、女神散、抑肝散などがよく選択されています。
当院の月経前症候群(PMS)の治療について
その方に合った刺激による鍼灸治療
