顎関節症について
このような悩みの方が多くご来院されます
あごが痛くて、口が開けられない
食べ物を噛む時に痛い
顎を動かすとカクカク・ゴリゴリっと音がする
どこに行っても良くならない
慢性的な症状が徐々に強くなっている
顎関節症について
「顎関節症」とは、顎関節や顎の筋肉の障害の総称です。
代表的な症状は、以下の3つです。
1、 口が開けられない(開口障害)
2、 食べ物を噛む時や口を開くときにあごが痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)
3、 あごを動かすと音がする(顎関節雑音)
障害のタイプとしては4つあります。
1、 あごを動かす筋肉の痛み
2、 関節自体の痛み
3、 関節のクッション部にズレが生じている
4、 骨そのものに変形が生じている
顎関節症の発症頻度は、女性に多く、男性の2〜4倍で、20代前後の女性や50代前後の女性に多いのが特徴です。
顎関節症の原因とは
現在では、「多因子病因説」が世界的に認められている
以前は、単純に噛み合わせの悪さが原因と考えられてきました。
ですが、関節や筋肉に負担のかかる要因は様々です。
近年では、そのような要因がいくつも重なって負担が大きくなり、
耐久力をこえると症状が出るという考え方が主流になってきています。
・先天的な関節構造の脆さ
・ストレス
・噛み合わせの不良
・日常的な癖(頬杖、スマホの長時間操作)
・睡眠時の癖(はぎしり)
などの様々な要因が考えられます。
顎関節症に対する一般的な治療
■病院での治療
・2週間〜3ヶ月で痛みや開口障害などの症状は改善してくるため、保存的治療が一般的です。
・顎の筋緊張による痛みにはアプライアンス療法(マウスピース)や消炎鎮痛剤が用いられます。
・物理療法では、筋肉のマッサージ、温罨法、低周波による電気刺激など
・運動療法では、ストレッチ、下顎可動化訓練、筋力増強訓練など
当院の顎関節の治療について
その方に合った刺激による鍼灸治療
悪い場所だけを治療するのではなく、全体の調整をすることが自律神経を調整する肝となります。例えば、耳鳴りがするといっても耳のみに問題が出ているわけではありません。今ある症状は、結果に過ぎません。病の本質は深く、根本を治療しないと意味はありません。
手足の末端や太腿周りのツボへのアプローチ
顎関節症の治療において、当院では顔面への鍼や通電はほとんど行なっておりません。なぜなら、過度な顔面への鍼、通電によって悪化することもあるからです。顎や顔に関連する手足のツボ、大腿周りのツボは非常に効果的です。
董氏楊氏奇穴を取り入れた遠隔治療
董氏楊氏奇穴(とうしようしきけつ)とは、患部ではなく、気の経路や独自のツボを利用して、患部から離れたポイントを刺激することで、血行促進、鎮痛効果、抗炎症作用、神経系の調整などの効果が期待できる鍼治療です。すぐに変化が現れる即効性の高い施術です。
顎関節症の回復に役立つ養生法
休養・栄養・運動・呼吸の指導
規則正しい生活リズムにしていくことが自律神経を整えることにつながります。
起床就寝する時間帯、食事をとる時間帯を一定化することで、体内時計の時差が整います。身体に良いものを食べ、悪いものを減らす。
唯一、意識して自律神経を調整できる呼吸方法の指導もしております。
ストレスとどう付き合っていくか
人はあらゆるストレスにさらされています。
身体的なストレス、精神的なストレス、様々なストレスが考えられます。
ストレスと戦おうとすると、交感神経が優位となり、免疫力が低下し、様々な病気や体調不良に繋がります。ストレスは「減らすか、避けるか、解消するか」が大切です。
からだの内側から整えていく
当院でおこなう鍼灸施術だけでなく、自宅でケアできる方法もお伝えしております。
院長は医薬品登録販売者の資格もございます。
患者さんの体質や症状によっても、ひとりひとり必要なものは異なってきます。
漢方薬やサプリメントに興味がありましたら、当院にご相談ください。