逆子でお悩みの方へ
このような悩みの方が多くご来院されます
医師から逆子と診断を受けた
逆子体操をしても直らない
張り止めの薬を飲んでも、動悸がするだけで直らなかった
帝王切開、外回転術はできるだけ避けたい
帝王切開の日程が迫っているため早く改善したい
逆子でお悩みの方へ
「逆子」とは、出産間近になっても足やお尻が下になった状態や身体が横向きになった状態の俗称です。
医学用語で「骨盤位」と言います。
妊娠中期(16~27週)までは30~50%が逆子の状態です。
しかし、大半は分娩時までには自然回転し、頭が下に向きます(頭位)。
逆子だからといって、胎児に悪影響があるわけではありません。
むしろ、逆子の状態でも問題なく入れるというのは、お腹の赤ちゃんはとっても元気だと思っていただいても良いかと思います。
問題はただ1つ。現在の医療体制では、骨盤位(逆子)による経膣分娩は難しいということです。
逆子の原因とは
原因は、はっきりとわかっていません
胎児が自分で回転するのを妨げる原因としては、以下の原因が挙げられます。
しかし、原因がはっきりしているものは全体のうちのごく一部分に過ぎず、多くは原因不明です。
■母体側の原因としては
・子宮筋腫、子宮奇形などの子宮の形態異常
・胎盤異常(前置胎盤、低置胎盤)
・低身長により、骨盤腔が狭くなっている(狭骨盤)
■胎児側の原因としては
・早産(低出生体重児)
・多胎妊娠
・羊水過多
・へその緒が巻きついて身動きができない
逆子に対する一般的な治療
■病院での治療
中期までに自然と頭位に戻るため、それまでは積極介入はしないことがほとんどです。
妊娠後期の28週以降に自然回転がなかった場合は、逆子体操の指示や胎位矯正(外回転術など)の治療を考えます。
しかし、2001年に米国産婦人科学会が
「正期産(37週以降)の骨盤位分娩では、経膣分娩を試みることなく予定帝王切開をするべきである」との勧告を出して以降、日本でも帝王切開が選択されることが多くなっています。
当院の逆子の治療について
その方に合った刺激による鍼灸治療
お灸による逆子治療は昔からの伝統療法です。鍼とお灸を使い、痛みがなく、優しい施術を心がけ、とにかくリラックスして頂きます。お母さんのお身体を整えることで、赤ちゃんもいい位置に戻ってくれます。
指先のツボ、足首のツボへのアプローチ
当院では、お腹への刺鍼は行なっておりません。足の内くるぶしにある「三陰交(さんいんこう)」や小指にある「至陰(しいん)」などのツボに鍼やお灸の刺激を与えて子宮の緊張を緩め、胎児が動きやすいようにしていきます。
施術開始時期と施術ペースのご提案
28週以降、逆子とわかった時点でなるべく早くいらしてください。34週以降からは直る確率が下がってしまいます。時間の経過とともに胎児が子宮の中で大きくなると動くスペースが狭くなるからです。治療間隔は、週2〜3回来院されることをおすすめしています。
逆子を直す為に役立つ養生法
逆子を直すためのセルフケア指導
逆子のお灸のセルフケアの指導も行なっております。 お腹が大きくてお灸をすえるのが困難な場合は、パートナー/旦那様とご来院いただき、旦那様にも自宅でのお灸のツボをお伝えします。わからなくなったら、どんな些細なことでも何度でも聞いてくださいね。
ストレスとどう付き合っていくか
人はあらゆるストレスにさらされています。
身体的なストレス、精神的なストレス、様々なストレスが考えられます。
ストレスと戦おうとすると、交感神経が優位となり、免疫力が低下し、様々な病気や体調不良に繋がります。ストレスは「減らすか、避けるか、解消するか」が大切です。
休養・栄養・運動・呼吸の指導
規則正しい生活リズムにしていくことが自律神経を整えることにつながります。
起床就寝する時間帯、食事をとる時間帯を一定化することで、体内時計の時差が整います。身体に良いものを食べ、悪いものを減らす。
唯一、意識して自律神経を調整できる呼吸方法の指導もしております。