名古屋市千種区春岡にある首の痛み、肩こり、腰痛などの痛みの治療はもちろん、小児はり、マタニティケア、逆子治療、産後骨盤矯正に力を入れているファミリータイズ鍼灸院です。
当院でも、便秘で来院する赤ちゃん、幼児は多いです。
いままで問題なく排便していたのに、急に出なくなったりすると不安になってしまいますよね。
「綿棒でぐりぐりしたけど、なかなか出ない。」
「浣腸をすると出るけど、また便秘気味になる。」
などのお声もたくさん聞きます。
今回は、排便のメカニズムやリズム、便秘になりやすいタイミングや原因をご説明します。
便秘解消のセルフケアなどは検索すればすぐに出てくると思うので、割愛します。
便秘の基準や原因を知ることで、安心して対応して頂ければと思います。
目次
1、排便のメカニズムについて

簡単に説明すると
便がたまる→それを腸が感じて、脳に伝える→排便したいと感じる→脳に腸から指令がいく→腸が収縮して排便が起こる
このサイクルを繰り返しています。
つまり、排便には
① 便の形ができること
② 便意が出ること
③ トイレまで便を我慢できること
④ うまく便を押し出せること
が必要になってきます。
2、排便のリズムについて

排便のリズムは、子どもによってさまざまです。
乳児では、
・完全母乳で育っている子は、1日に3〜7回排便
・人工乳(ミルク)の子は、1〜2回排便
のリズムが多いです。
普通食を食べる1、2歳になると、
1日に1〜2回排便
なかには2日に1回位の子もいます。
バナナ型の適度な硬さの便がさほど時間をかけずに
気持ちよく排便されていれば便秘ではありません。
このように、母乳や人工乳、年齢によっても排便回数は異なってきます。
3、便秘をしやすい時期
① 乳児における母乳から人工乳への移行、あるいは離乳食の開始
② 幼児におけるトイレットトレーニング
③ 学童における通学の開始や学校での排泄の回避
発症のピークは2〜4歳のトイレットトレーニングとされています
(引用:小児慢性機能性便秘症診療ガイドラインより)