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腸内環境を整えるために食べ物の性質を知ろう②

名古屋市千種区にあるファミリータイズ鍼灸院です。


腹痛、下痢、便秘、血便などの胃腸症状で悩んでいる方は多いと思います。

また、機能性消化管障害である機能性ディズペプシア、過敏性腸症候群(IBS)、難病に指定されているクローン病や潰瘍性大腸炎などで鍼灸治療を受けている方もいらっしゃいます。


総じてお腹の調子、腸の状態を良い方向に持っていくためには、

治療と食事の両輪をしっかり回していくことが重要だと感じています。


食事に意識を向ける際に、最も意識して欲しいことは


「全ての食材には必ず効能が備わっていること」です。


体の状態に合わせて日々の食卓に取り入れることが大切です。


食べ物の性質を知ろう①と②を併せて読んでいただくと理解が進んでいくと思います。


前回は、「五性」という食性の話をしました。



今回のテーマは、「五味」について。

食材の「味」が、体にどういう作用をもたらすのかをお話していきます。



目次

1、食味(五味)は腸内環境を整える上で大切な視点

2、五味それぞれが持つ作用

3、五味と五臓はつながっている

4、食味食性を知り、その働きを季節に添って体内に届ける



1、食味(五味)は腸内環境を整える上で大切な視点


五味は腸内環境を整える上で大切な視点です

食べ物には必ず味があります。甘い(甘)とか、しょっぱい(鹹)など、それぞれの味によって、性質も違っています。これを食味といい、食物には


「甘い(甘)」

「しょっぱい(鹹)」

「すっぱい(酸)」

「辛い(辛)」

「苦い(苦)」


の「五味」があります。


この五味という捉え方は、日本にも古くからありますが、それは甘・辛・酢・塩・旨味と表現される味で薬膳の「五味」とは異なります。


もともと中医学には、生薬のもつ甘・辛・酸・苦・鹹の五味が五臓の働きと繋がっているという法則があり、薬同様、食物にもこの五味理論が踏襲されています。


五味理論では、例えば「甘」と称しても、これが示す意味は、甘さのほかに、栄養成分を吸収させやすい環境を作り出す働きがあるとか、痙攣や痺れを緩和する働きがあることまで含みます。


また、「鹹(塩辛い)」という文字が示しているのは、塩分の含有量が多いか少ないかだけでなく、様々なミネラル成分などが含まれていることを指します。



2、五味それぞれが持つ作用


五味それぞれが持つ作用とは

「すっぱい」「苦い」「甘い」「辛い」「しょっぱい」の5つの味の作用について

それぞれみていきましょう。


〈酸味〉

収斂性(しゅうれん):だらだらとした体調や内臓機能を引き締める

固渋(こじゅう):理由もなく汗が出る、出血癖、尿漏れなどを防ぐ


〈苦味〉

清熱(せいねつ):内臓機能に無理が出て、炎症などを引き起こす状況を取り除く

瀉火(しゃか):急激な臓器機能の活動による不安定な症状を取り除く

燥湿(そうしつ):水分代謝が悪く、古い水分などが体内に滞留し、様々な弊害を引き起こす。それを解決するために乾燥に似た処置をとって水分代謝を改善する。

降気(こうき):気の高ぶりを落ち着かせる

解毒(げどく):解毒作用がある


〈甘味〉

補益(ほえき):栄養成分を補給する

和中(わちゅう):消化機能を穏やかにする

緩急(かんきゅう):急激な活動にブレーキをかけて平穏にさせる


〈辛味〉

発散(はっさん):発散や発汗作用

行気(ぎょうき):気の巡りを良くする

活血(かっけつ):血液の流れを良くする


〈鹹味〉

軟堅(なんけん):筋肉の緊張を和らげる

散結(さんけつ):腫れ物やしこり、瘤などを散らす



足が攣りやすい人は、現在ではミネラル成分が不足しているのは知られていますが、鹹味の作用を考えるとなるほど的を得ているなと驚かされますよね。


3、五味は五臓とつながっている


五味は五臓と繋がっている

全ての食物は、必ず五味(酸・苦・甘・辛・鹹)の中のいずれかの効能を備えています。また、なかには1つの食物で五味の中の2〜3つもの味を備えているものもあります。


そして、この五味の働きは、上記の図に示すとおり、五臓のつながりが重要です。


例えば、酸味が欲しいと感じる時には、五臓との関連を考えると、「肝」がそれを欲していると理論づけられます。もちろん、この「肝」は現代医学でいう肝臓ではなく、肝臓、胆のう、筋肉、目などの一連の器官を含みます。体のどの部位に作用が伝えられていくのか、その経路を示しているのが中医学でいう「帰経(=道しるべ)」です。


ただし、これも程度の問題で、「肝」に良いからと摂り過ぎれば、かえって肝臓を悪くします。

他の五臓も同様に帰経につながる食味を求めています。よく女性は甘味を好むといわれていますが、これも中医学の視点に立てば、脾や胃が甘味を求めているのかもしれないと考えられます。五臓につながる五味の働きは、現代医学にはない理論であり、食味を考えて組み立てられる薬膳が心身に良い効果をもたらす大きな要因です。


4、食味食性を知り、その働きを季節に添って体内に届ける


食べ物の性質を知り、季節に沿って食べる

最初にお伝えした「全ての食材には必ず効能が備わっている」ことは忘れずに意識しておきたい大切なことです。効能を意識することは、腸を労ることにもつながります。

栄養を吸収する腸が適切な状態であれば、食物の効能も最大限生かすことができるのではないでしょうか。


「私たちの身体は食べたもので出来ている」とは良く言いますが、「私たちの身体は食べて吸収できたもので出来ている」とも言えるのではないでしょうか。


全ての食物には薬と同じように効能があります。食味食性を知り、その働きを季節に添って体内に届けていきましょう。



 


いかがでしたでしょうか。


胃腸の症状で悩んでいる方は本当に多くいらっしゃいます。


鍼灸施術と睡眠や栄養などの改善で一気によくなる方も多いです。


日々悩んでいる症状に対して「鍼灸」という選択肢もあることを、一人でも多くの人に知っていただけるととても嬉しいです。


当院の施術に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談くださいね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。





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