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疲れが取れない!原因は副腎?副腎疲労には鍼灸治療

更新日:2021年10月1日

ファミリータイズ鍼灸院 院長の舟橋です。


こんなお声をよく聞きます。


「疲れがなかなか取れない。」

「何かをする気力がわかない。」

「体調がすぐれない。」

「無性にイライラする!」

「気分が急に落ち込む・・・」


このような「何となく体調が悪い」症状を抱えている人は、多いのでないでしょうか。


前回は「何となく体調が悪い」原因を「自律神経」の側面からお伝えしましたが、

今回は「副腎疲労」という観点からお伝えしたいと思います。


目次







1、まずは、副腎疲労チェック!


以下に該当するものありますか?


・朝起きるのがつらい


・熟睡できず、目覚めても疲れが取れない


・夜間の食いしばり


・小さなことでもイライラする


・気分が落ち込む、うつっぽい


・甘いものや塩分濃いものが好き


・コーヒーやチョコレートを口にしないとやる気がでない


・風邪や呼吸器の感染症がなかなか治らない


・性欲が低下している


・PMS(月経前症候群)が悪化している


・集中力が低下している


・物忘れが多くなった


これらに該当する方は、「副腎疲労」の可能性があります。



2、そもそも「副腎」ってなに?


2−1、どんな臓器?



身体の背面には、左右一対の「腎臓」があります。


「副腎」はその腎臓の上に乗っている小さな臓器です。


右は、ピラミッド型の形をしていて、左は半月状です。


幅は2~3センチ

厚さ6ミリ程度

重さは一つ3~5グラム


皮質と髄質の二層構造で構造の8割を皮質が占めています。


「まんじゅう」に例えると、


皮の部分が、副腎皮質

あんこの部分が、副腎髄質


すごく生地が厚くて、あんこの少ないまんじゅうをイメージしてください。


副腎は、ホルモンを分泌する器官です。


副腎皮質では、コルチゾールというステロイドホルモンが作られます。


副腎髄質では、神経細胞の興奮を他の神経細胞に伝える神経伝達物質が作られます。

アドレナリン、ノルアドレナリンがあります。


2−2、どんな働きをするの?


副腎の働きは、



・ホルモンの分泌

・血糖のコントロール

・免疫機能

・炎症反応


など重要かつ多岐にわたる機能があります。


3、副腎疲労の3つの原因

3−1、ストレス


現代社会に生きる私たちは、日常的に何かしらのストレスにさらされて生きています。

ストレスは、さまざまな原因があります。



 

ストレスの種類については、こちらを参照↓

 

人はストレスを受け続けると、自律神経の交感神経と副腎のホルモンが対処するようにできています。


ケガや病気、仕事や人間関係に至るまで、あらゆるストレスに身体が対処できるようにする。


それが、副腎の仕事です。



3−2、慢性炎症


・アレルギー症状


・歯周病


・上咽頭炎


・腸内環境


・肝機能障害


など慢性化しているものは副腎疲労の原因の1つになります。


3−3、偏った食事


低血糖による血糖値の乱高下や、食品に含まれる重金属などが副腎を疲労させます。



4、副腎疲労に陥りやすい人とは


性格面に関しても副腎疲労に陥りやすい人がいます。


例えば、


・生真面目で責任感が強い


・完璧主義の人


・いつも我慢していて感情をうまく表すことができない人


などが当てはまります。


様々なストレスが続くと副腎がぐったりと疲れ、ホルモンの生産が低下します。


【 起きやすい症状 】


・運動による筋肉の炎症がなかなか治らない


・アレルギー反応が過敏になる


・睡眠障害や感情の起伏、思考力、記憶力に障害がでる


・低血糖を引き起こし、甘いものが無性に欲しくなる


・しょっぱいものが欲しくなる


・性欲低下、セックスレス


・更年期、PMS(月経前症候群)



このように、


・身体や心の回復力


・エネルギー


・耐久力


が副腎の正常な機能にかかっています。


しかし、現代のストレス過多の社会ではこの副腎への負担がとても大きいのです。



5、副腎疲労に対してのファミリータイズ式の鍼灸治療


副腎疲労、副腎症候はまだ病気ではないので、必ず回復します。


そのためには、


・食事

・仕事

・睡眠

・運動

・人間関係など


生活習慣を見直すことが大切です。


では、鍼灸治療はどうおこなっていくのか


ファミリータイズ式は


「鍼灸×頭蓋骨×内臓矯正」



鍼灸治療に加えて、なぜ、頭蓋骨・内臓矯正が必要なのでしょうか?



副腎の中枢は、脳の間脳の下垂体にあります。

いわば、副腎の司令塔は「脳」にあるので、

この「中枢へのアプローチ」がとても大切なんですね。


鍼灸治療に関しては、「腎虚」の治療を行います。


中医学の古典の中には

「人の生を始むるや、まず精を成し、精成りて脳髄を生ず」とあります。


ヒトの生は、東洋医学の五臓である「腎」が司る「精」からはじまります。

そして、精があってはじめて、脳髄が出来きます。


つまり、中医学では脳は「腎」から発生したとされます。


 

・「腎」とは? 〜役割と働き〜

「精」を貯蔵するところ・生命力そのもの・水分や体液の調整・身体の成長を調整

・「腎虚」とは?

 腎の機能が低下したり、不足したりしている状態。鍼灸で、この不足を補います。

 

現代医学では、脳は外胚葉からできており、先端部が膨らんで脳ができます。

この膨らみのはじめは、生命活動の維持やエネルギーの元である脳幹、間脳の部分です。


東洋医学、西洋医学問わず、

副腎の中枢の間脳にアプローチをすることがポイントになります


現代医学でいう「内分泌」と関係がとても深く、

腎が副腎を内包していると考えられます。


このことから、副腎の治療は、


東洋医学では、「腎虚」の治療 を行い、

現代医学的観点では、頭蓋骨と内臓治療を行います。


当院では、これらの治療を行うことに加え、

栄養面での食事のアドバイスもあわせて行なっています



 


なかなか取れない疲れは「副腎疲労」が原因かもしれません。

鍼灸治療も解決方法の一つとしてお考えください!


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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