top of page

その体調不良はストレスが原因?知っておきたい自律神経の話

更新日:2021年10月8日


ファミリータイズ鍼灸院の院長の舟橋です。


最近、こんな症状が気になることはないですか?



 

「なんとなく疲れやすくて、いつも身体がだるいな。」


「しっかり寝ても、なんだか疲れがとりきれていないな。」


「ふとした時に頭痛が出たり、めまいがして何だか心配。」


「なんとなく食欲がでない。」


 


「なんとなく」や「ふとした時」に気になる症状は、自律神経の乱れから起こっているかもしれません。


当院で最も多くみられる症状は自律神経の異常からくる症状といえます。


一つ一つの症状を全て説明することはできませんが、治療の原理原則は同じです。



①自律神経のバランスをとること。


②身体に潜んでいる慢性的な炎症を取ること。


この2点です。


「自律神経」という言葉はよく聞いたことがあると思います。


今回は「自律神経とはいったい何なのか?」というところから説明していきますね。


目次

1、自律神経とは


2、なぜ自律神経が乱れるのか?


3、自律神経のバランス(4タイプ)


4、自律神経失調症とは



1、自律神経とは



 自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために私たちの意識や状態とは無関係に、24時間休みなく働き続けている神経です。


 自律神経には、


 ・交感神経


 ・副交感神経


 という2種類の神経があります。


この2つの神経がバランスをとりながら働いています。


交感神経は、活動的に身体を動かす「車のアクセルの役割」と考えて下さい。


動くと脳も身体も緊張しますよね。

 

この緊張は、脳や身体を働かせるものであり、日中に優位になります。



反対に、副交感神経は体をリラックスさせる「ブレーキの役割」を持っています。


副交感神経が働くと脳も身体もリラックスします。




2、なぜ自律神経が乱れるのか?



結論から言うと、それはストレスがかかるからです。

 

ストレスがかかりすぎると交感神経が過剰に働いてしまいます。


ストレスには人間関係の精神的ストレスに加え、以下の4つに分けられます。




生活習慣の乱れや、ホルモンの乱れも自律神経の乱れに関わってきます。


心拍数が上がり心臓がバクバクして、血圧が上がり、血管は細くなります。


呼吸は浅くなり、胃腸が働かなくなります。


結果として、心身の不調を引き起こしやすくなります。


では、なぜストレス時に過剰に交感神経が働くのでしょうか。

 

交感神経は「逃走神経・闘争神経」とも言われています。

 

つまりは、



 

身体は、ストレスを生命の危機と無意識に捉えます


ストレスを感じると、身体は生命の危機から逃れようと働きます。


そのため、ストレス時に過剰に交感神経が働きやすくなるのです。


自律神経は、ストレスなどの精神面や環境などの影響を受けやすいので、

症状の現れ方にも個人差があります。



3、自律神経のバランス(4タイプ)


自律神経のバランスには、交感神経と副交感神経のお互いの活発度合いによって4つに分類することができます。



1、両方とも活発度が高い(絶好調タイプ





自律神経のバランスが良く、理想的な状態。


夜はストンと寝られるので、翌朝疲れをリセットできます。


体の不調がないので毎日が快適です。




2、交感神経>副交感神経(頑張り過ぎタイプ


 

現代人に多い、ストレス型です。


心が常に緊張した状態で、うまく心身を休められていません。


不眠、不安、疲れ、冷え、パニック障害の危険性も。




3、交感神経<副交感神経(のんびりタイプ)

 


常にだるさを感じてモチベーションが上がりません。


マイペースといわれるタイプに多くみられます。


花粉症や喘息、肥満になりやすい傾向があります。




4、両方とも活発度が低い(ぐったりタイプ)

 


よく眠れずに疲れがたまる。


胃痛や肩こり、頭痛などの不調にも悩まされがち。


やる気がなく、何をするにも面倒と感じてしまいます。



4、自律神経失調症とは




自律神経失調症とは、


「交感神経(アクセル役)」

「副交感神経(ブレーキ役)」


どちらか一方の作用が強すぎたり弱すぎたりしたため


バランスが崩れてしまった状態」のことを言います。


自律神経は全身の器官をコントロールしているため、

バランスが崩れると全身の機能に支障をきたし、さまざまな症状が現れます。


その原因も一人一人違い、様々な原因が複雑にからみあっていると言われています。


症状には個人差があり、複数の症状が別々に現れることもありますし、

同時に複数の症状が重なることもあります。


身体が痛む、記憶力の低下など人によって様々で、

症状が出たり消えたりすることもあります。


どういった症状が出るのか。

詳しい症状については、次回お伝えしていきますね。



いかがでしたでしょうか。

自律神経や自律神経失調症について、少しでも理解が深まれば幸いです。


次回は、自律神経失調症の症状に対して当院ではどのように治療をしていくのかお伝えしていきたいと思います。


 

より詳しく知りたい方はNEXT↓

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



#自律神経 #自律神経失調症 #改善 #交感神経 #副交感神経 #鍼灸 #治療

0件のコメント

Comments


bottom of page